講評

　子どもたちにとっておやつは『第４の食事』として大切なものです。そうは言ってもだいすきなお友達や先生と過ごすおやつの時間は心とからだをリフレッシュしてくれる楽しみな時間です。
　今回出展していただいたおやつは、食事で不足しがちな栄養素を多く摂取できる工夫がなされていながら、見た目や食感も良いおやつでした。しかし、若干脂質が多くなりがちなものも見えましたので、そういう時には、提供する給食とのバランスをとっていく必要があります。
　栄養士や調理員の方たちのこどもたちを思う気持ちの感じられるあたたかな作品展でした。
　手を伸ばせば、高カロリーで砂糖過多のおやつをお腹いっぱい食べられる環境におかれているこどもたちが多くいます。
　おやつの役割について、保護者や職員へ情報を発信し、こどもたちの健やかな成長を皆で応援できるように努めていきたいものです。
　お忙しい中、出展してくださった先生方に心より感謝を申し上げます。

山梨県児童福祉施設栄養士会会長　梶原 智子